【ファッションケア】アイロンがけは面倒!?基本を抑えると思ったよりかんたんで楽しいんです。
面倒なアイロンがけ、しかし、きちんとやっておかないとせっかくの洋服にダメージをあたえてしまいます。でも、きっと面倒なのは、その基本をきちんと抑えていないからかもしれません。
というのもアイロンがけは、基本を押さえれば思ったより楽にできるんです。今回は、そんなアイロンがけの基本中の基本を抑えていきましょう。
【ファッションケア】アイロン用語の基礎知識
まずは、アイロン用語の基礎知識から。なんとなくふわっと覚えていることも含めて、しっかりと抑えていきましょう。
・アイロンの温度は洗濯表示に聞きましょう
アイロンを掛ける時、一体どれくらいの温度でかければいいのか迷いますよね。でも、実はアイロンを掛ける温度というのは、洋服に書いてあることが多いんですね。それが、洋服についている白タグ。
ここにアイロンマークと黒点のついた絵が書いてあれば、それがアイロンがけの温度表示です。点はそれぞれ『3つ=200度』『2つ=150度』『1つ=110度』となっていて、この温度が上限になります。まずはこれをチェックです。
洗濯表示に関して:【消費者庁】
https://www.caa.go.jp/policies/policy/representation/household_goods/guide/wash_01.html
・スチームは生地を伸ばす効果
アイロンについているスチーム。蒸気なんかかけて意味があるのかしら?と思う人もいると思いますが、実はこれ、繊維を伸ばす効果があるんですね。ですので、押し付けてペタッとしたくないウールや薄い綿製品などには効果的。
ただし、シルクには厳禁、水に弱いので痛めてしまいます。また、そういった素材のスカートやパンツに折り目をつけるときも、いったん柔らかくしてからのほうがきっちりあとがつくので効果的です。ちなみに化繊の素材は、蒸気をかけても繊維が伸びないので無意味ですよ。
・あて布はデリケートな洋服に
あて布は、直接生地に高温をあてないようにするテクニック。化学繊維のようにテカってしまう素材や繊細なシルクなどにはあて布を使うようにしましょう。
あて布は、大切な洋服にはだいたい全て有効で、一般に必要ないと言われている綿製品でも、デリケートな衣服、繊細な刺繍やデザインが施されている洋服には欠かさずやったほうがグッド。あて布の素材は目の荒い綿のハンカチがスチームを通すのでそういった物を使いましょう。あて布用の布も売っていますのでそれでもOKです。
アイロンの基本テクニックは2つだけ
実はアイロンの基本テクニックってたった2つしかないんです。
①アイロンは必ず1方向に掛ける
アイロンの先が尖っているのは、実はシワ防止。よく行ったり来たりのアイロンを掛ける人がいますがそれはNGで、正解は尖った方を向けてに真っ直ぐ1方向。これでシワ防止になるんですよ。
②しつこいシワは引っ張ってシュッ
襟袖などの生地が厚い部分、もしくは着グセでしつこいシワが寄ってしまった部分。こういった部分はピンと引っ張って生地を張ってやるとしっかりシワが取れます。引っ張らずにアイロンを掛けると、シワを深くしてしまうことがあるので気をつけましょう。
・知ってるとワンランクアップなプラスアルファ 生乾きがグッド
基本プラスで知っておきたいポイント、それはアイロンは生乾きが良いという点。濡れているので繊維が柔らかくなっていますし、ピンと張るときに重みがあるのでやりやすくなります。また、繊維が水を含んでいると熱に強くなる側面も。アイロンは生乾き、知っておくと便利なワンポイントです。
アイロン時短テクニックのポイント、それは便利グッズ!
アイロンを便利にかんたんに、時間短縮で行う秘訣。それは、便利グッズです。
・アイロンは面倒、それは道具がないから
アイロンがけが面倒な人、それはきっと、アイテムが充実していないからかもしれません。アイロンは重たいものです。そして洋服は様々な形をしているものでもあります。
それなのに、使うのは、よくあるおっきなアイロンと床で生活していた時代と変わらない高さの低いアイロン台。これじゃあ疲れますし、面倒なのもとうぜんです。
・便利に快適に、楽しいアイロングッズたち
まずアイロン台、今はアイロン台もいっぱいあって、立ったままかけられる高さのアイロン台もあります。また、アイロンマット言うのもあって、いつも作業しているデスクやテーブルの上に敷くことによって椅子に座ってアイロンを掛けられるようになるグッズもあるんです。
さらには、袖や襟用の小さなアイロン台(アイロングローブやアイロン万十)なども充実。グッズを揃えるのも楽しいですし、びっくりするくらい楽になるんですよ。
・ハンドスチームアイロンならもっと楽に
ハンガーにかけたままアイロンできるハンドスチームアイロンなら、ササッとアイロンがけができて便利。アイロン台を出す手間もありませんし、ハンガーにかかっていれば生地を伸ばすのも型崩れ防止にも効果抜群です。と言うか、何より楽ちん!普通のアイロンとしても使えますし、おすすめの家電です。
基本を押さえたら、あとはいろんなグッズを使おう!
グッズを使って便利に、なんていうと手抜きっぽく聞こえるかもしれませんが、それは間違い。せっかくあるんですから、使わないほうが損です。
基本をしっかり抑えて、便利なものはしっかりと使って、楽ちんで快適で、ちょっと楽しいアイロンがけにチャレンジしてみてはいかがですか?