フレンチレストランでの服装マナー!基本をおさえて大人の格式を持とう
大人の格式が試される「フレンチレストラン」での立ち振る舞い。接待やパーティーなどでフレンチレストランを利用するシーンは少なくないでしょう。今回は大人だからこそ身に着けておきたい基本的な服装のマナーについて紹介します。
フレンチとイタリアンの違い
フレンチとイタリアン、どちらもコース料理で敷居の高さを感じている人も多いでしょう。
イタリアンは素材の持ち味を活かした調理法が基本。一方でフレンチは複雑に調理された調理法が基本です。主食においても、日本ではお米であるように、イタリアンではパスタやピザ、フレンチではパンというように異なります。
フレンチとイタリアンは、食事だけでなくテーブルマナーやドレスコードなどにも細かい違いがあることを知っておきましょう。
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お店によって違うフレンチレストランでのドレスコード
本場フランスはもちろん、日本のフレンチレストランにおいても指定された服装「ドレスコード」があるお店もあります。しかし、ドレスコードのあるフレンチレストランは日本にわずか。そして、ドレスコードはないものの、フレンチの格式に合わせたドレスコードを身に着けるのが大人のたしなみです。
フレンチレストランでは以下のクラスに分けられます。
グランメゾン |
最高級のレストラン |
オーベルジュ |
宿泊施設付き高級レストラン |
レストラン |
一般的な西洋料理の食堂 |
ビストロ |
カジュアルで小さなレストラン |
ブラッスリー カフェ |
制限時間なしで楽しめるレストラン |
特にドレスコードがあるフレンチレストランは、主にグランメゾンの上位クラス。それぞれの格式に合った服装マナーを紹介しましょう。
1.グランメゾンの服装マナー
格式が高い高級フレンチレストランであるグランメゾンでは、お店によってドレスコードの指定がある場合があります。
基本的には、女性はエレガントなスーツ、またはワンピースにワンポイントとしてブローチなどの華やかなアクセサリーを着用し、ヒールのある靴を選びます。デコルテが見えるドレスをチョイスするのも◎
男性の場合は、スーツやジャケットなどのスーツスタイルが基本です。しかし、クールビズのようなスタイルはあまり好ましくありません。スーツには、ネクタイやスカーフ、アスコットタイなどその場に合うものをチョイスしましょう。
なお、男女関わらず、汚れた靴やくたびれた服、過度の露出は品性を失い、ドレスコードとしてはNGとなるため注意が必要です。
2.オーベルジュ・レストランの服装マナー
グランメゾンの次に格式のあるオーベルジュやレストランの場合、厳しいドレスコードを指定するところは少ないでしょう。とはいえ、宿付きの高級フレンチレストランには変わりないため、観光の際に自由な服装であっても、食事時には着替える必要があります。
女性の場合は、きっちりとしたビジネススーツやパンツスタイルは避け、ワンピースなどで華やかさをプラスするのがポイント。
男性の場合はジャケット着用が基本で、男女ともグランメゾンと同じような認識で◎華やかさを演出しつつ、きっちり感と清潔感のある装いを心掛けましょう。
3.ビストロの服装マナー
気軽なフレンチレストランであるビストロの場合、基本的にドレスコードはありません。普段着のようなカジュアルスタイルでもOKです。しかし、短パンやスポーツウェアなどのお店の雰囲気にそぐわないような服装は、当然ながらNGです。清潔なスニーカーやヒール付きサンダルはOKですが、つっかけのようなサンダル型スリッパなども避けましょう。
4.その他レストランの服装マナー
グランメゾン、オーベルジュ、レストラン、ビストロ以外でフレンチを提供するお店では、ドレスコードはありません。気軽に入れるのが魅力ではありますが、特別な日などはワンピースやジャケットなどで、少し華やかなスタイルがおすすめです。
フレンチレストランに行くときの服装ポイント
格式のあるフレンチレストランに行くときの服装マナーを把握したうえで、大人が身に着けておきたいポイントを紹介します。ポイントをおさえて、ワンランク上の大人を目指しましょう。
1.お店の格式に合った服装
先述しましたが、お店の格式に合った服装を選ぶことが大事なポイントです。フレンチレストランのような上品でオシャレな店内で食事する場合は、清潔感のある華やかなスーツやワンピースを選ぶと場に馴染みます。格式や雰囲気に合わせながら、服装を考えるようにしましょう。
2.ややゆとりのある服装
実は、もう一つ忘れてはならないのが「ややゆとりのある服装」です。フレンチレストランなどでいただくお料理は基本的に5品以上のあるコース。残すことはマナー違反であることから、食後にお腹が苦しい状態になってしまう事もあります。ワンピースなどで出来るだけゆとりのある服装を選ぶのがおすすめです。
フレンチレストランで気を付けたいこと
フレンチレストランを心置きなく楽しむために、服装マナーはもちろん、他にも気を付けたいポイントがあります。格式のあるフレンチレストランでは、以下の点も気を付けてください。
■姿勢に気を付ける
フレンチレストランでは姿勢も大切です。気が緩んでつい猫背になっていたり、日本のように食器に顔を近付けてしまうと見栄えが美しくありません。カトラリーが上手に使えたとしても、姿勢が正されていなければ大人としての品格が下がってしまうかもしれません。日頃から姿勢には気を付けるようにしましょう。
■食事マナーを学んでおく
フレンチレストランで食事をする際には、食事マナーも身に着けておくのがおすすめ。お皿やカトラリーの音は立てないようにし、咀嚼音なども聞こえないように配慮しましょう。ほかにもメインを食べるまで席を立たないことや、メイク直しは食事の始まる前に行うことなど、しっかりと学んだうえでフレンチを楽しんでください。
フレンチレストランでは大人の格式を持ち合わせよう
フレンチレストランでの服装マナーや食事マナーなど、大人の品格として身に着けておきたいもの。場に馴染む服装を選び、上品なふるまいで大人の品格を下げないよう心掛け、楽しんでくださいね。