【ヨーロッパファッション】イタリアンファッションと日本人の好むファッションの違いとは！？

イタリア人のファッションと日本人が選び好むファッションには違いがあります。国が違えば文化や好みが違うのも当然。しかし、イタリア人のファッションに憧れる日本人が多いのも事実です。そこで今回は、イタリア人ファッションと日本人ファッションの違いについて迫ってみましょう。

1.ファッションに触れる環境の違い

イタリアでは「制服」という概念がありません。日本では幼稚園や保育園生～高校まで制服を着るのが至極当然ですよね。しかし、イタリアでは制服がないため、中学生になる頃から自分で洋服を選ぶようになります。

 文化の違いから、日本人は制服を着る機会が多く、普段着に対して興味やこだわりを持たないまま大人になる人も少なくありません。

 一方、子どもの頃から毎日のように自分で服を選んでコーディネートするイタリア人は、自ずとファッションセンスが磨かれていきます。そのため、自分のことをよく理解して、自分に合う魅力的なファッションを着こなす環境から自然とスキルが長けていきます。

 また、ここはポイントです！洋服店での買い方に明確な違いがあります。
イタリアではアパレルショップの商品である洋服を、日本人のように何気なく手に取る行為はマナー違反。気になる洋服を見つけたら、店員さんに声をかけるのがイタリアのマナーです。

販売員が必ずお客さんの接客につくため、自分では思い浮かばなかった合わせ方を提案してくれます。その繰り返しでお客さん自身のファッションセンスが磨かれていくのです。

 イタリア人が日本のアパレルショップで買い物すると「店員さんが背後霊みたいで怖い」と言われるそう（笑）あなたもそんな体験はありませんか？

2.「オシャレ」と感じる価値観の違い

イタリア人が「オシャレ！」と感じるファッションと、日本人が好んで選ぶファッションには大きな違いがあります。

 日本人の選ぶ人気のファッションといえば「着やせ効果」であったり「体系カバー」であったりすることが多いでしょう。また、そういった類の小技がトレンド入りすることもしばしば。

そして、トレンドに流されやすいのも日本人の特徴。

 「ゆったりと着るオーバーサイズのトップスがトレンド」と知れば、街にはオーバーサイズのトップスを着た人が増えますね。

「ニットベストがトレンドです」と知れば、ニットベストを着ている人が街に溢れかえります。トレンドを押さえているため、一見オシャレに感じるかもしれません。

でもそれは、オシャレなようで、実は周りに合わせているだけなのでは？

そもそもイタリア人には、トレンド服＝オシャレという概念がありません。

イタリア人は自分の体形や個性に合わせたファッションを楽しみます。この点だけを日本人が聞くと「イタリア人は皆スタイルがイイからでしょ？」と思うかもしれません。

しかし、文化や国が違えど、イタリア人も日本人も同じ人間です。それぞれ骨格や体型が違うのは万国共通のこと。

そして、イタリア人の全てが日本人が考えるようなナイスバディーではありません。それでもイタリア人のファッションが魅力的に見えるのは「ありのままの自分に合うファッション」を知っているから！

イタリアンファッションは基本的にラインを重視し、体に沿ったようなデザインが主流。そこで自分を隠したり偽ったりせず、自分が一番魅力的に見える洋服を選んで着ているのです。

又、どこか色気をも感じるような、日本でいうキレイめファッションが主流で「オシャレ」とされています。

今や世界中でイタリアンファッションが認められているのは、イタリア人の強い意思と個性を大事に思う気持ちがあってこそなのです。

自分の個性を大事にしたイタリア人のファッション感性には、日本人も見習い、学ぶべき点が多くあると感じますよね。

大人になってから生かしたいのはトレンドではなく、個性ではないでしょうか？

3．色彩感覚の違い

元々、イタリアは湿度や太陽光の当たり方などの違いで、日本で見るより物や景色が澄んで見えると言われています。また、イタリア人の瞳は色素が薄く、人それぞれ色の見え方に違いがあるそうです。

そのため、日本では見ないような柄や色の組み合わせが生まれています。ファッションにおいて、それぞれの個性を反映させるのに重要な色柄。

イタリアンファッションに独特で魅力的な色柄物が多いのは、色彩感覚の違いも反映されているからなのです。日本人は目立たない色やみんなと同じような色柄物を選ぶ傾向があるため、イタリア人から見ると少々退屈に映るのだそう。

日本も見習いたいイタリア人ファッションの魅力

ここまで伝えると日本人はイタリア人に比べると少々保守的ですよね。ただ、イタリア人ファッションが攻めているというわけではありません。 

幼いころから培われたファッションセンスをもとに、自然と自分が魅力的に映るファッションを知っていることがイタリア人の強み。

また、イタリア人とは違い、日本人は似合う似合わないということは考えずに、とにかくトレンドアイテムやカラーを取り入れる傾向にあります・・・。

それでは個性は光らないし、極端に言えば、普段着もまるでみんなと同じ、それも「制服」と同じではないでしょうか？

とはいえ、とにかく悪目立ちしたくないのが本音ですよね。でもせっかくなら周りと差をつけたいと思いませんか？

イタリア人のファッションは何より、トレンド服がオシャレだ！という感覚はなく、それぞれに光った個性を大事にします。

日本人にはない部分であるため、より魅力的に映るのかもしれませんね。

⼿に⼊らない贅沢を” あなたが輝くヨーロッパスタイル

AVANTI＆JOLIJOLIでは、みんなと同じという安心感や自信に頼らない「好きだから着る」というイタリアンファッションを、日本の大人たちに伝えたい。イタリアンファッションと日本のファッションを繋ぐ懸け橋でありたいと考えています。

これを機に、周りと差をつける上質な大人を目指して、イタリアンファッションに挑戦してみてはいかがでしょうか。

 

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